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セカンドオピニオンとは、自分の診療内容や治療法について、担当医以外の医師に意見を求めることです。
自らの治療に対して患者様自身が最良の方法を選択するため、私たちのセカンドオピニオン外来をご利用ください。

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前立腺がん

前立腺癌とは

前立腺癌の発生頻度は加齢とともに増加がみられ、その多くは60歳以降に発生します。前立腺癌は日本の男性における癌死亡原因の4.2% を占めており、2009年時点で、男性部位別悪性腫瘍死亡率の8位。2020年には肺癌に次いで男性癌の2位になると予測されています。
現在、日本では前立腺癌検診を50歳以上の方に受けていただき、検診導入による、早期癌発見率の上昇も確認されています。

症状

前立腺癌は初期にはほとんど症状はありません。進行してくると、トイレが近い、尿の出が悪いなどの症状、また骨に転移しやすいため腰痛等を訴えることもあります。

前立腺癌の診断

PSA 正常値:0〜4.0ng/mL
4.1〜10.0ng/mL ⇒ 20〜30%に癌を認める
10.1ng/mL〜 ⇒ 40%以上に癌を認める
直腸診 肛門から指を入れて前立腺を触診し、
癌を疑わせる硬い部分があるかを判断する検査です。
経直腸超音波検査 肛門から超音波装置を挿入し、前立腺内部観察を行います。
MRI:腫瘍の広がりを評価します。
前立腺生検 診察で癌が疑われた部位を採取し、確定診断を行います。
癌の悪性度もこの検査で評価し、治療方針を決定します。
CT 前立腺癌の転移を検索します。
骨シンチグラフィー 前立腺癌の骨への転移を評価します。

病期分類

大きく下記の4つに分けられ、期により治療法が変わってきます。

前立腺癌の治療法

待機療法

定期的なPSA測定、直腸指診を施行することにより、前立腺癌の進行度合いを観察し、必要な場合には前立腺生検を行い以下のような治療に移行する。


手術療法:前立腺全摘除術、腹腔鏡下前立腺全摘除術ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術

前立腺・精嚢を取り除く手術法「根治的前立腺全摘除術」が転移のない癌に対する標準的な治療法です。これを、開腹にするか、腹腔鏡にするかは患者様の希望や状態に応じてになりますので受診時にご相談ください。


内分泌療法:ホルモン療法など

前立腺癌は男性ホルモン(テストステロン)により増殖します。
テストステロンの働きを抑える治療法が内分泌療法です。ほとんどの前立腺癌がこの治療によく反応しますが、徐々に効かなくなってくる例もあります。精巣摘除術や、LH-RHアゴニスト剤に、抗男性ホルモン剤や、女性ホルモン剤を組み合わせて体内の男性ホルモンを完全に除去します。


放射線療法:外照射療法、密封小線源療法

体外または前立腺内部から放射線を照射し、癌を攻撃する治療法です。最近では効率よく前立腺に放射線照射するIMRT(強度変調放射線治療)や前立腺内部より放射線照射する密封小線源療法が行われています。