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セカンドオピニオンとは、自分の診療内容や治療法について、担当医以外の医師に意見を求めることです。
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性同一性障害

定義

性同一性障害、英語ではGender Identity Disorder,頭文字をとってGIDとも言われます。 非常に難しい医学的定義もありますが、簡潔な定義としては「体の性別と心の性別の同一性が障害された状態」と説明されることが多いようです。心の性別とはあくまでも性自認(自分自身の性別に対する認識)であり、性指向(どの性別にを恋愛や性愛の対象とするか)は特に問題とはされません。心の性が男性で体が女性の方をFemale to Male:FTM、その反対の方をMale to Female:MTFと表現したりします。

症状

1. 自分の生物学的性別(体の性別)に対する嫌悪感

2. 生物学的性別とは反対の性への持続的な同一感

自分の体の性別とは反対の性別に、心の性別が近いもしくは一致している状態。
さらに一時的なものではなく、持続的にそのような感覚を持ち続けている状態。

3. 生物学的性別とは反対の性役割

例を挙げれば、体の性は男性(生物学的性別)であるが、社会・家庭において女性として振る舞いたい、
もしくは振る舞っているという状態。その逆も同様。

※上記の症状がわずかにみられたからと言って、すべてGIDが原因というわけではありません。

診断

「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン -第3版」に記載された診断の流れは以下のようになります。

1. ジェンダーアイデンティティの判定

精神科専門医による、詳細な聴取により、ジェンダーアイデンティティ(心の性別)の判定を行います。

2. 身体的性別の判定

泌尿器科専門医、婦人科専門医の診察により、現在の身体的性別に特に異常が無いことを診察し、確認します。

3. 除外診断

統合失調症などの精神疾患によって、本来の心の性別を認めたがらない状態では無いということを確認。(精神科診察で行います)

4. 確定診断

上記の点を総合して、ジェンダーアイデンティティ(心の性別)と生物学的性別(体の性別)が一致しないことが明らかになれば、GIDと診断されます。特に精神科医による診察が重要であり、ガイドラインでは十分な経験と知識を有した精神科医2人による診断が必要となっております。

治療

GIDの治療は大きく分けると精神的治療と身体的治療に分けられます。

身体的治療はさらにホルモン投与による薬物療法と、性適合手術などの外科的治療に分かれます。

1. 精神的治療

GIDは精神疾患では無いので、精神科での治療は下記のようなものになります。

  • 1. 精神的サポート
  • 2. カムアウトの検討
  • 3. 実生活経験

2. 内分泌療法

MTFであれば女性ホルモン、FTMであれば男性ホルモンの投与を行います。

泌尿器科ではFTMの方へのホルモン補充療法および、定期的な血液検査などでの定期診察を行っております。

なお、女性ホルモンの投与は婦人科で行っております。

3. 外科的治療

岡山大学ではおもに形成外科が行っており、手術の種類によっては必要に応じて、泌尿器科、婦人科医師が共同で手術にあたります。

4科連携した診断・治療:ジェンダークリニック

岡山大学では精神神経科、形成外科、婦人科、泌尿器科の4科が連携し、下に示したように診断、治療にあたっており、全国でも有数の治療経験を有しています。