腹腔鏡手術手技の向上に伴い、近年腹腔鏡手術は件数が右肩上がりに増加しています。
小さな腎がんに対する腎摘除術、副腎腫瘍に対する副腎摘除などは、腹腔鏡下手術が標準術式と言っても過言ではありません。
腹腔鏡手術の増加に伴い、安全な手術手技の普及を目的に、2004年より日本泌尿器科学会ならびに日本ESWL・ESWL学会、日本内視鏡学会認定の泌尿器腹腔鏡技術認定制度がスタートしました。
2009年までの6年間、全国に564人の泌尿器腹腔鏡認定医が誕生しています。
岡山大学泌尿器科では、安全で確実な腹腔鏡手術手技の普及を目的に、2006年より「腹腔鏡教育プログラム」を開始しました。
高いモチベーションほど、トレーニングの効果を高めるものはありません。1回の手術、ひとつの症例で多くのことを学んでいただくには、腹腔鏡手術の手技取得に対する高い目的意識が必須と考えています。
腹腔鏡手術手技取得に向けて、高いレベルの手術、指導に努めています。プログラムの効果を最適なものにするためにも、ある一定レベルの泌尿器科手術ができることを当プログラムの参加資格とさせていただいております。
2と同じ理由で、泌尿器科医としての、一定の知識、技術、経験の目安として、必須ではありませんが、泌尿器科専門医を取得されている方を望みます。
岡山大学泌尿器科には腹腔鏡技術認定医が8名在籍しています。これらの医師が必ず腹腔鏡手術には立ち会い、指導を行っております。そのため、非常に高いレベルの手術が行えていると自負しております。
岡山大学泌尿器科では、2016年度の泌尿器腹腔鏡技術認定医に2名が合格し、2017年4月現在、岡山大学関連の泌尿器腹腔鏡技術認定医は51名となりました。全国的に見ても、岡山大学泌尿器科に在籍する腹腔鏡認定医の数は多く、またトレーニング参加者が若い泌尿器科医であることが、岡山大学の特徴となっています。
当プログラムに関する問い合わせ |
---|
毎週火曜日・木曜日 8:30 〜 17:30 (FAX 随時受付) (担当:小林 泰之) 上記の時間帯以外のお問い合わせは、担当医以外のスタッフがお答えいたします。 泌尿器科医局直通 086-235-7287 (FAX 086-231-3986) |